検索広告の来店コンバージョンをGoogle・LINEヤフー共通で計測する方法

検索広告 来店計測

実店舗への集客において、Google検索広告、LINEヤフー検索広告は人気のある広告手法です。しかし、クリックやWebサイトでのコンバージョン(CV)までは追えても、「その先の来店」が見えず、クライアントや上司に費用対効果を説明しきれない。実店舗への集客を担当する広告運用者なら、一度は感じる悩みではないでしょうか。

来店計測(来店コンバージョン)は、その空白を埋める打ち手です。本記事では、検索広告における来店計測の仕組みと導入要件を整理したうえで、Google広告とLINEヤフー広告を併用したときに多くの現場がつまずく「横並びで比較できない」という課題と、その解決策までを解説します。

1.検索広告における「来店計測」とは何か

来店計測とは、検索広告をクリックしたユーザーのうち、実店舗に来店した人数を統計的に推計して可視化する仕組みです。Google広告では「来店コンバージョン」、LINEヤフー広告(旧Yahoo!広告)では「来店計測」という名称で提供されています。

・出典
Google広告ヘルプ https://support.google.com/google-ads/answer/6100636?hl=ja
LINEヤフー広告ヘルプ https://www.lycbiz.com/jp/service/ly-ads/store-visit/

飲食・小売・自動車ディーラー・美容など、成果の多くが店舗で発生するビジネスでは、Webサイト(オンライン)のCVだけでは広告効果の全体像がつかめません。「来店」という指標を加えることで、広告投資が実際の集客にどれだけ寄与したかを説明できるようになります。

広告運用者にとっては、「クリック単価が下がった」だけでなく「来店1件あたりいくらで獲得できたか」を語れることが、提案力に直結します。

2.来店計測は「推計値」である

ここで重要なのは、来店数は実数ではなく「推計値」である点です。

来店計測の多くは、スマートフォンの位置情報データを土台にしています。GPS・Wi-Fi・基地局などから得られる位置情報をもとに、広告をクリックしたユーザーが店舗を訪れたであろう可能性を検出する仕組みです。

Google検索広告の場合、Googleアカウントにログインし、位置情報を有効にしているユーザーの匿名データをもとに、統計的に来店数を推計します。

・出典
Google広告ヘルプ https://support.google.com/google-ads/answer/6100636?hl=ja

来店データは位置情報やWi-Fiなどの検知環境に基づく推計値であり、傾向を把握するための指標です。1人ずつの来店を断定するものではなく、広告媒体を同じ基準で相対比較し、次の打ち手を決めるために使うのが適切です。

3.主要2媒体の比較 ― Google検索広告とLINEヤフー検索広告

検索広告で使える来店計測は、大きくGoogle広告とLINEヤフー広告の2つに分かれます。

Google広告の「来店コンバージョン」は、広告に住所アセット(店舗の所在地情報)を設定することで利用できます。管理画面上で来店数が自動集計され、検索やP-MAXなどの配信と合わせて確認できます。

LINEヤフーの検索広告の場合、LINEヤフー 営業への連絡が必要です。(https://ads-help.yahoo-net.jp/s/article/H000056740?language=ja)ソフトバンクWi-Fiスポットのデータを活用した計測と、LINEヤフーが提供しているアプリの位置情報を活用した計測の2種類があります。
両媒体の仕様比較は下図を参照ください。

GoogleとLINEヤフーの計測比較

どちらも「広告をクリックしたユーザーの来店を推計する」点は共通ですが、データソースも計測方式も異なります。この違いが、後述する比較の壁につながります。

4.導入要件と現実的なハードル

4-1.計測開始までのハードルが高い

来店計測は、どの広告主でもすぐ使えるわけではありません。Google検索広告の来店コンバージョンには、次のような要件があります。

– 店舗が対象国に所在し、デリケートなカテゴリに該当しないこと
– 広告で住所アセットまたはアフィリエイト住所アセットを使用していること
– クリック数・表示回数・来店数が、統計処理に足る十分な量あること

・出典
Google広告ヘルプ https://support.google.com/google-ads/answer/6100636?hl=ja

最後の要件がとくに現実的なハードルです。プライバシー基準を満たすため、一定以上のデータ量がないと計測が始まりません。必要な量は広告主ごとに異なり、明確な基準は公開されていませんが、一般的に月に数千クリックが必要と言われています。

つまり、小規模な単一店舗では計測自体が立ち上がらないことがあることは理解しておかなければいけません。

LINEヤフー検索広告の場合は、計測するためには、まずはLINEヤフーの営業へ相談が必要であり、簡単に計測開始することはできません。

4-2.媒体ごとに定義が違い、横並びで比較できない

前述のGoogleとLINEヤフーそれぞれ導入ハードルを乗り越えて、来店計測を開始できたとしても、運用の現場では、もう一段深い課題にぶつかります。

それは、「両媒体で計測できても、費用対効果を単純比較できない」という問題です。

前述のとおり、両者はデータソースも計測方式も、来店の定義も異なります。Googleの来店1件とLINEヤフーの来店1件は、そもそも同じ物差しで測られていません。そのため、「Googleの来店1件あたりの広告費は1,200円、LINEヤフーは900円だからLINEヤフーが優秀」といった比較は、厳密には成り立たないのです。

メディアミックスを最適化したい運用者にとって、これは致命的です。どの媒体に予算を寄せるべきかを判断したいのに、その判断材料である来店データが、媒体ごとにバラバラの基準で出力されてしまうのです。

5.解決策 ― 同じ基準で横断計測する「シナラ サイト来店計測」

この「横並びで比較できない」課題を解決するのが、同一の物差しで複数媒体の来店効果を計測するアプローチです。
その代表例が、シナラシステムズジャパンが提供するサイト来店計測「Vital Sightです。

シナラのサイト来店計測(推計値)は、通信キャリアが収集したデータを個人が特定できないよう十分に匿名化し、統計分析データとして活用するサービスです。特定の広告媒体に依存せず、あらゆるデジタル広告と自社Webサイト経由の来店傾向を横断的に可視化できます

最大のメリットは、Google検索広告とLINEヤフー検索広告も含めた、様々な広告媒体を1つの基準で計測できる点です。媒体ごとの定義の違いに悩まされることなく、来店傾向や来店1件あたりの広告費(推計値)を同じ物差しで並べて評価できます。

たとえば「Google検索広告はCPC100円・来店1件あたりの広告費1,500円、LINEヤフー検索広告はCPC150円・来店1件あたりの広告費1,000円」(※あくまでイメージ)といったように、CPCだけでは見えなかった来店の費用対効果を、同一基準で比較できます。したがって、施策全体の中でどれが集客に効いたかを判断できます。

「シナラのサイト来店計測」の詳細を、こちらの無料ebookで紹介しています。ダウンロード無料ですので是非ダウンロードください。

検索広告を来店計測で評価するための3ステップ〜Chat GPT経由の来店計測方法も〜

6.「シナラ サイト来店計測」でよくある質問

Q. 来店計測の数値は正確なのですか?

A. 来店データは位置情報やWi-Fiなどの検知環境に基づく推計値であり、傾向を把握するための指標です。1人ずつの来店を断定するものではなく、同じ基準で相対比較し、次の打ち手を決めるために使うのが適切です。

Q. 既存の検索広告の設定を変更する必要はありますか?

A. 必要ありません。「シナラ サイト来店計測」では、広告のランディングページに「シナラ サイト来店計測タグ」を設置するだけで計測開始できます。

Q. 検索広告以外の流入も来店計測できますか?

A. できます。最近では生成AIで店舗を比較するユーザーも増えていますが、「ChatGPT」からの流入も来店計測(推計値)することができます。他にも、SNS、メールマガジンなどの流入別に、同じ物差しで計測できます。

7.まとめ

検索広告の来店計測について、要点を振り返ります。

– 来店計測は、広告をクリックしたユーザーの来店を位置情報から推計する仕組みで、実数ではなく推計値である
– GoogleとLINEヤフーの双方で計測できるが、データソースも定義も異なり、単純に横並び比較はできない
– 媒体をまたいで最適な予算配分を判断するには、同一基準で横断計測できる基盤が有効

複数媒体の来店効果を「同じ物差し」で評価したい、上司やクライアントへの報告に説得力を持たせたいとお考えなら、「シナラ サイト来店計測」の活用をご検討ください。

7-1.ebookのご案内

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