従来のデジタル広告やマス広告ではターゲティングできなかったセグメントへの配信事例
PDFをダウンロード広告の配信精度は、日進月歩で進化していますが、それでもまだターゲティングしきれないセグメントは存在します。今回は、そんな難しいターゲティングの1つ、「食洗機専用洗剤」のプロモーションにシナラをご活用いただきました。ご活用時に抱えていた課題や、どのような成果が得られたか、株式会社レキッドベンキーザー・ジャパンの平川様にお話しいただきました。
貴社の事業内容と平川様の業務内容について教えてください
株式会社レキッドベンキーザー・ジャパン(以下、RB)はヘルス・ハイジーン・ニュートリションの3つを主な軸として展開している会社です。
特に日本では薬用石鹸ミューズや、着圧ソックス「メディキュット」などを、主に取り扱っています。
私の部署はハイジーンを主に取り扱っており、現在は食洗機専用洗剤「フィニッシュ」というブランドを日本で大きく展開しています。
その業務の中で、どのような課題を抱えていらっしゃいましたか?
欧米諸国では食洗機はかなりメジャーなものとなっており、世帯あたりの普及率が約70~80%です。一方で日本における食洗機の普及率は30%前後と2倍近くも差があります。そのため、ターゲティングが非常に難しいです。
例えば、比較対象として、洗濯機は日本での普及率が90%近くなので、衣服に関する洗剤は、日本中の殆どの人が洗濯機を持っていることが前提で、マーケティングが可能です。
しかし、食洗機専用洗剤に関しては、食洗機を持っている人に対してピンポイントで情報を届けなければいけない、という点があったため、かなりマーケティングが難しいものでした。
テレビ広告によるマーケティングは、日本でまだまだ有効な手段ですが、食洗機を持っているのが日本世帯の30%なので、70%が無駄打ちになってしまいます。
そのため、食洗機を持っている人に対して、より効率的なマーケティングをいかに実行するかが、社内でも検討されていました。
他の広告媒体もある中、なぜシナラを選択していただいたのでしょうか?
先程述べたように、食洗機を持っている人だけにターゲティングをするというのが、非常に難しく、他にも様々な方法も比較検討していました。
その中で、実際に取り組み一定の効果が出ているものもあったのですが、そこからさらに、GPSをベースにした広告配信とマンションサイネージを利用することで、消費者に対して様々な側面のメディアからアプローチをしようと思い、シナラのサービスを選択させていただきました。
実際にどのような成果を得られましたか?
狙いたいターゲットに対して、より深い認知を得ることができました。食洗機を使っている方に対して広告を当てることができるので、位置情報を利用するということは非常に効果的です。
位置情報に基づいて、デジタルサイネージでの動画・ドラッグストア近くでの広告・TVCM広告などを消費者に対して全方位的に当てることができ、より深い認知を得られたのではないかと思っています。
まだ位置情報広告を利用したことのない方に対して何かメッセージをお願いします
マスマーケットに広告を打ってそれで終わりという時代は終わりつつあると考えています。消費者のニーズが多様化しており、生活も異なれば必要となるものも大きく違うので、それぞれの人に合わせた広告というのが必要です。
位置情報ソリューションは、特定の時間・場所にいる人たちがどういったものを求めているのか分析・想定することができるので、押し付けではなく人に寄り添った「気づき」を与える広告が可能になります。
そういった意味でも、位置情報ソリューションは消費者とより強い結びつきを得ることができるので、とても良いツールなのではないでしょうか。
企業情報
企業名 | レキットベンキーザー・ジャパン株式会社 |
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本社所在地 | 東京都品川区東五反田3-20-14 住友不動産高輪パークタワー14F |
事業内容 | 自動食器洗い機専用洗剤、ホームケア製品、医薬部外品、医薬品の製造、販売 |
企業サイト | https://www.reckitt.com/jp/ |