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【位置情報マーケティング事例】リスティング広告や会員カードの情報だけでは分からなかった情報を可視化→自社の課題が浮き彫りになり、次の一手が明確に(株式会社ヴァリック)

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今回は、位置情報のソリューション導入の成功事例として、株式会社ヴァリックの中村氏と山田氏にお話を伺いました。

株式会社ヴァリックは、首都圏を中心に店舗展開を行っているカラオケチェーン「コート・ダジュール」を運営している企業です。

 その中で中村氏は、販売促進部に所属し、ホームページやLINE、メルマガを利用した集客を担当されています。
そして山田氏は中村氏が行う販促業務のサポート、そして「キッズ会員」に関するキャンペーンの立案、アプリの開発などを担当されています。

2人の抱えている悩みは、

・リスティング広告などの打ち手の来店寄与度がわからない
・大勢での来店でも会員カードでは1人しかわからない

そんな現状を改善するべく、シナラのReal People、Vital Sightを導入。顧客の来店状況の把握を行い、一歩進んだマーケティング課題を見つけることができました。

導入前の悩み:リスティング運用をしてみても効果がイマイチ見えない、GPSの導入は一部しか情報が得られないのではないか、という懸念…

──まずは中村氏と山田氏の担当業務の中で、抱えていらっしゃった課題について教えていただけますか?

「メルマガもLINEも実施しているので、それらをご覧になって来ていただいているお客様に対する接点は非常に多いです。しかし、お店の利用がない、LINEやメルマガに登録されていないお客様との接点が全然ない、というのが課題としてありました。

 10年近くリスティング広告を運用していますが、リスティング広告経由では、お店に来ているのか来ていないのかも分からないということで、そこがすごく不安、不満に感じていました。

位置情報を使った広告については、実を言うとGPSを使うソリューションを導入したことがあります。しかし、GPSだとやはり来店計測もややあいまいだったり、提携アプリをダウンロードしているユーザーさんの情報しか取れないなど、いまいち使い勝手が良くないということがありました。」(中村氏)

──大人数で来店してもらっても、1人分しか情報が取れない……

「カラオケというのは、複数で来られたとしてもその中の1人分の会員証しか作りません。例えば『5人で飲んでいて、二次会の利用でコート・ダジュールに行きました』となっても、店舗で受付する1人分の顧客データしか取れないというのが課題としてありました。『残り4人は何をしている人なのだろう』のような状態ですね。」(山田氏)

導入のきっかけ

──そのような課題をお持ちのお二人ですが、なぜシナラのソリューションを導入しようと思われましたか?

「『集客をしたかった』、というのが大きな理由です。カラオケはその場のノリで行く人が多いのは自分たちの経験からもそのように認識しています。その場のノリで、今いる場所から近いカラオケで探します。そのため、店舗の近くにいる人を集客できる位置情報を活用したシナラの配信サービスはすごく魅力でした。

それと、受付をしない、会員証を持っていないユーザーの情報も分析できることはすごく魅力的で、シナラさんをぜひ使わせていただきたい、ぜひ一緒にお仕事したいと思い、導入を決めました。」(山田氏)

導入後の変化

──ありがとうございます、導入された結果、どのような成果が得られましたか?具体的に教えてください。

成果①来店ベースで見られなかったところが見られるようになった

VITALSIGHTのレポートはすごく面白かったです。『どういったホームページのコンテンツを見た上で来店しているのか』、『リスティング広告をクリックし、WEB CV(店舗予約)しないものの、コート・ダジュールへ来店したユーザーの計測』等、これまで不明確だった情報を可視化できたのは、すごい成果だなと思っています。ホームページを見た人はその当日に来店している等、貴重なデータが分かります。

弊社のホームページの予約は3日前の予約までしか受け付けておらず、当日予約は受け付けていません。そのため、そういった使い方ではなく、場所を調べているのだろう等類推できますね。」(中村氏)

成果②ブランディングの弱さという、新たな課題が発見できた

「弊社のお客様は、ホームページを見て2割、3割くらいの人が来店しています。その来店率の高さというのはすごく感じたのですが、その分、コート・ダジュールを知らない人は知らない、というブランディングの弱さというのも以前からうすうすと感じていました。

そこはざっくりと課題として感じていたものを、数字として見てしまうと『ああ、これが現実なのだな』というのが分かったのはすごい成果です。」(山田氏)

成果③来店の有無以外の顧客増減等のデータも可視化できるようになった

「来店したかしていないかは他の手段でも計測できるのですが、シナラさんならそれ以外の行動が取れます。例えば他社に行っている、行っていないもWi-Fiがあれば取れるでしょうし、先ほど出たように、ホームページを見て当店に来ている割合や、リスティング広告を見た上で来ている割合が見られるソリューションが初めてだったので、そこはすごく魅力的ですよね。」(中村氏)

──貴社内の他の方々からの評判はいかがでしょうか?

「チラシやクーポンを出すと、大半のお客様は割引率の高い方の割引券を持ってこられます。そのため、営業部のメンバーは、割引券の割引率を上げたがる傾向にあります。

結果としてチラシやクーポンの回収率は上がったとは言え、業績向上のためには、割引だけではいけないのではないか、少し冷静になろうよ、といった話が現在社内で出ています。シナラさんは、既存客が増えている、増えていない、新規のお客様が増えている、増えていないというのが見られるので、そこが今一番の魅力ですね。」(中村氏)

──ありがとうございます、今後はシナラのソリューションについてどのようなことを期待されていますか?

「数字を出すことができて満足ではありますけれど、やはり全体の売上を底上げできるような武器になったらうれしいなとは思います。現在は5店舗、6店舗くらいで、テスト運用を始めようかというタイミングです。」(中村氏)

「イメージ先行で『地方の人はネット検索しないですよね』みたいな話があります。例えば他社のWEB媒体にも出稿していますが、やはり地方店舗は電話も予約も少ないです。そういう認識があるので、シナラさんのソリューションが地方でも効くのかというのは、すごく興味があるところではあります。」(山田氏)

位置情報を使って広告が打てて、はい終わり、ではなく、いろいろな分析ができるから、やりたいことがどんどん広がっていきます。

──ありがとうございます、最後にシナラのソリューションを検討中の方にメッセージをお願いします。

「やはり配信前の準備から~来店したまでの分析をワンパッケージでできるということがすごくありがたいのと、位置情報だからというよりも、シナラさんだから、となると思うのですが、来ているお客様と来ていないお客様の違いも比較できます。来ているお客様だけを見ていると、世の中のお客様と何が違うのだろうとか、来ないお客様と何が違うのだろうという話に必ずなるのですが、これもやろうと思えばシナラさんはできてしまうのですよね。」(中村氏)

「最初は位置情報で広告が打てて、お客様がいらっしゃって、『ああ、よかったね。ちゃんちゃん』で終わるかと思っていたのですが、それ以上のことがどんどんどんどん出てくるのです。『では、この人たちはどういう人たちなのだろう』など、そういった分析までできます。『どこに住んでいるのだろう』などということで、やりたいことがどんどん広がっていきます。私はそこが一番魅力だと思っています。

「最初に捉えている小さなことよりも、もっともっと広がっていくのがこの位置情報の魅力だと思っているので、ぜひぜひお薦めですと言えます。」(山田氏)

▲(左から)シナラ久保、株式会社ヴァリック中村氏、山田氏

 

企業情報

企業名 株式会社ヴァリック
本社所在地 〒224-0021 神奈川県横浜市都筑区北山田三丁目1番50号
事業内容 カラオケルーム、複合カフェ、フィットネスクラブ等施設の経営
企業サイト https://www.valic.co.jp/index.html

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