営業をサポートしながら未来のAMを育てる。デジタルマーケティングを黎明期から支えてきたアカウントマネージャー【長瀬彩】

2017年の3月にシナラに入社し、アドオペレーション & CS部(以下、アカウントマネージャーと表記)のマネージャーを務める長瀬彩(ナガセ アヤ)さん。

7年ほど前にデジタルマーケティングの業界に飛び込み、これまでにいくつかの外資系企業で経験を重ねてきました。

彼女がもつ豊富な知識と確かなスキル、そして下を育てようとする面倒見の良さは、シナラを成長させる重要な存在です。

「お客様のニーズとシステムを取り持つ」それがアカウントマネージャーの仕事

「シナラのアカウントマネージャーの主な役割は、営業が案件を受注した後、広告配信のための入稿やレポート作成など、サービスを実際に動かすための一連の作業を行うことです。

営業がお客様からヒアリングした要望に合わせて、ターゲティングの値や、バナーなどのクリエイティブをシステムの管理画面で設定していきます。配信期間中は日々数値をチェックして、お客様の目標を達成できているかを見ながら、必要に応じて設定を調整していきます。

そして、配信期間終了後は、アウトプットされたレポートをお客様に提出し、時には改善提案を行います。ただPCに向き合って作業するだけが仕事ではなく、営業からバトンタッチした後は、代理店の方と直接やり取りする機会も多いです」

デジタルマーケティングにのめり込んで7年でたどり着いた「来店計測」という領域

「私は大学卒業後、広告代理店で紙媒体の広告営業を経験しました。その時、印刷が必要なので単価が高く、安く抑えようとするとクリエイティブが下がるという紙媒体の厳しさに直面しました。

一方で、中小企業でも安価に取り入れることができ、なおかつ自分がリーチしたい人に広告を届けられるというデジタルマーケティングへの関心が高まっていきました。これをキッカケにデジタルマーケティングの企業に転職。

4社の外資系企業で経験を重ねるうちに、CPAやCPIといったデジタルマーケティングで一般的に正しいとされてきた指標に限界を感じるようになったんです。そんな中でシナラの『来店計測』を知り、広告の新たな可能性を感じて入社を決意しました。

来店計測の仕組みを詳しく知ると、本当に面白いんですよね。デジタルだったらオンラインのcookie情報などでターゲティングするのが普通ですが、リアルな行動データをもとにターゲティングできるというのは革新的なことです。

また、前職までは、お客様としてゲームやアプリの企業や保険会社など、オンラインでサービスを展開する企業がほとんどでしたが、シナラはアパレルやコスメ、日用品など、お客様の業界もガラリと変わり、そういった点でも新鮮です」

お客様が本当に求めるものは何なのか?数字のその先を常に考える

「シナラでアカウントマネージャーとして仕事に向き合う時、『お客様の要望を正しく理解できているか』ということは常に考えています。

例えば契約の段階で営業がお客様から『クリック率の向上が目的』と聞いていた場合でも、『本当にクリック率だけが高ければいいのか。

その先でユーザーの行動を記録して何らかの情報を取っているのでは……』と深掘りしていきます。もし仮説通りだとしたら、表面上の目標は同じだったとしても、システムの設定は変わってきます。

来店計測というこれまでにない指標だからこそ、お客様が私たちに何を期待しているのか、こちらから一歩踏み込んでヒアリングすることが大切なんです」

2人の若手メンバーを育成中。どんな企業でも通用する人に育ってもらいたい

「私が入社するまで、シナラにアカウントマネージャーという存在はいませんでした。今は私の下で2人のジュニアメンバーがこの仕事を学んでいます。

2人を教育するうえで、シナラでの仕事のフローや管理画面の使い方を教えるのはもちろんですが、それよりも、業界全体の話をすることを大切にしています。

たとえば、シナラのシステムは配信にSSPを使っていますが、どのようなロジックで媒体に広告が表示されるのかといったことまで教えています。他にも、『WEBページがどう作られているか』『HTMLとは?』など、アドテクの仕組みからインターネットの基本的な知識まで幅広く理解することで、自分がその中のどの位置でどんな仕事をしているのかがわかるはずです。

広い視野で仕事を捉えることができれば、例えば今後シナラを離れたとしてもどんな企業でも活躍できると思います。もちろん、シナラで長く頑張って欲しいですけどね。(笑)」

シナラの成長も、自分の成長も止まらない

「これまで外資系のベンチャー企業を何社か経験してきましたが、その中でもシナラは非常にアウトプットの質が高いと感じています。はっきりとそう言える大きな要因は“営業のレベルの高さ”。

私よりも年齢の若いメンバーが多いですが、学ぶことばかりです。指導者として2人を育成する立場ではありますが、自分自身もシナラで成長させてもらっています。

今後はこれまでの業務に加え、代理店に対して契約を継続してもらうための提案をしたり、営業が行なっていた分析業務を巻き取ったりと、売り上げに貢献できるチームになれるよう、存在感を発揮していきたいです。

また、ジュニアメンバーの2人には今後たくさんの人と会う機会を作ってあげたいです。人と繋がることで視野が広がり、仕事のやりがいもさらに感じてもらえるのではないかと思います」

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